2021年より本格的に実施された東武東上線での東京メトロ17000系の試運転を、乗務員訓練を中心に振り返ります。
2020年12月から本格スタート
東京メトロ17000系は有楽町線や副都心線で運行している7000系の置き換え用として導入された新型車両です。
東上線内深夜試運転 |
2020年1月に17000系の第一編成が製造されましたが、東上線では年末までは志木駅近辺での小規模な試運転に留まっていました。12月20日にやっと東上線の和光市から小川町まで入線し、技術者も添乗し誘導試験やPQ輪軸試験など東上線内での走行が問題無いかの最初の技術的な検査が行われました。その後は同様の目的で池袋まで入線しました。
深夜に最低限の技術的な確認が終わった後は、日中に小規模な入線試験が実施されました。
2021年1月23日からは乗務員訓練
技術的な確認が終わった後は、実際に列車を動かす運転手さんや車掌さんの訓練が始まります。17000系は東京メトロの車両ですが様々な路線に乗り入れます。そのため東上線へ車両を貸し出しての訓練となります。
東上線乗務員訓練初日 |
訓練初日の様子
川越市駅に停車する 乗務員訓練の試運転列車 |
暫くは1編成が貸し出されて川越市駅~森林公園駅間で、ほぼ毎日乗務員訓練が行われました。
志木駅の電留線に入る17000系 |
川越市駅での17000系の並び |
8000系とすれ違う訓練列車 |
東上線への回送列車 |
様々な乗務員訓練の様子
2月21日営業運転開始へ
東上線での訓練は2021年2月20日まで行われました。そして翌日の21日の朝1本だけ有楽町線の新木場から和光市まで営業運転が行われました。
この時点で製造が完了しているのは17000系の10両3編成のみです。今後10両編成の車両も引き続き増備されるだけでなく、8両編成の車両増備されます。
そして全ての車両が揃ったのちに7000系は引退する予定です。
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