八高線の真ん中駅
駅舎 |
明覚駅はJR八高線の駅で、埼玉県ときがわ町にあります。1934年に八高線の同区間開業とともに誕生した駅で、古い駅です。2013年までは有人駅だったのですが、今では無人駅となっています。八高線は「八王子~高麗川」間は電化されていますが、「高麗川~北藤岡」間は非電化区間で、同駅は非電化区間内にあります。そのため明覚駅で見れる列車は、基本的にディーゼル車のキハ110系だけです。ごくまれにDD51牽引の客車列車が乗務員訓練で運行されます。
ログハウスでおしゃれな駅舎 |
駅舎はログハウスで建築されていて、周りの風景ともマッチしていてとてもオシャレです。無人駅ではありますが、しっかり清掃がされていてそのあたりも気持ちよかったです。
終点からの距離を表す看板 |
上の看板にあるように明覚駅はちょうど八高線全区間のうち真ん中にあたる駅です。実際の列車の高麗川・八王子への所要時間は看板よりちょっとだけ早く着く列車が多いです。ただ、今は高麗川駅での乗り換えが必須なため、そこでの待ち時間や八高線は単線なので列車交換による時間調整で、これより多くかかる列車もあります。
高崎側の景色 |
八王子側の景色 |
八高線は高崎方面に進むほど平野部を走るのですが、森や山に囲まれた場所も走ります。ただ、駅の近くまで山が迫っている場所は数えるほどで、私はその駅の中では明覚駅が一番山と駅の組み合わせが調和している駅だと思います。
今では数少ない八高線行き違い駅
行違いを行うキハ110系 |
八高線に限らず列車の運行本数の減ったローカル線では行き違い設備の撤去が進んでいます。八高線も例外ではなく、高麗川以北の非電化区間で行き違い設備の撤去がされました。今では「高麗川・毛呂・明覚・小川町・寄居・児玉・群馬藤岡」が高麗川以北で行き違い設備を持つ駅になっています。越生駅すら単線になってしまったのだから寂しいものです。
明覚駅では行き違いを見たいなら朝がお勧めです。通勤時間で列車の運行本数が増えるため、行き違いを見やすくなっています。
スプリングポイントの駅
高崎側のスプリングポイント |
スプリングポイントの仕組み紹介動画
このスプリングポイントは基本的に直線側に固定されており、分岐側が列車が入ってきたときは列車の車輪の力でバネが動き一時的にポイントが切り替えられ、列車が通過すると元に戻るしくみです。詳しくは動画を見て頂ければと思います。
八王子側のスプリングポイントは道路脇に設置されているため、まじかで動く様子を観察することが出来ますので、お勧めのスポットです。
都心からも近く風光明媚な明覚駅、八高線も乗客は減るばかりなので是非列車でお越しください!
八王子側スプリングポイント |
都心からも近く風光明媚な明覚駅、八高線も乗客は減るばかりなので是非列車でお越しください!
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