記事作成日: 2016.10.11/記事更新日: 2017.05.31
マイナーチェンジは車内が中心
1000形16次車 外観上の変化はラッピング以外分かりづらい |
ベースとなった 新1000形ステンレス車となる |
導入予定
導入は今のところ計28両の予定で、6両×2編成と8両×2編成が導入予定です。6両編成が普通やエアポート急行用に2016年11月から運行開始し、エアポート急行や他社線乗り入れも含めた快特運用用に8両編成が2017年2月から運行開始しています。2018年度からは17次車が導入されるので、この28両以上は増える予定はありません。
変更点
・LEDヘッドライト化
・側面デザインが1800番台に準拠
・ロングシート部端の袖仕切りの大型化
・客室ドアに化粧板を設置
・車端部片側にボックスシート・コンセント設置
・LCDの大幅増設
今回は外観には大きな変化はありません。車体は新1000形ステンレス車ベースで、側面デザインは2016年3月にデビューした1000形1800番台と同じになっています。ヘッドライト(前照灯)がLED化されていますが、今までのものと見た目上はあまり違いが分かりません。
京急線では乗り入れてくる他社線を含めて、行き先表示器横の上部ヘッドライトは昔ながらのシールドビームを採用していました。今回の変更が他社を含めて、どう広がっていくか注目です。側面デザインが1800番台準拠ということで、シールによるフルラッピングとなります。今後の新車は京急カラーが復活していきそうな兆しです。
京急線では乗り入れてくる他社線を含めて、行き先表示器横の上部ヘッドライトは昔ながらのシールドビームを採用していました。今回の変更が他社を含めて、どう広がっていくか注目です。側面デザインが1800番台準拠ということで、シールによるフルラッピングとなります。今後の新車は京急カラーが復活していきそうな兆しです。
車内は比較的大きな変化が見られます。その中でも比較的小さな変化としては、ロングシート部端の袖仕切りの大型化と客室ドアの化粧板設置です。袖仕切りの大型化はドアからの吹込みやドア前のお客さんとの干渉防止を理由にしており、最近の鉄道各社の流行りを反映したものとなります。今まではドアを車内側からみたとき、化粧板の貼っていないステンレスむき出しものもを使用していましたが、これに化粧板が貼られます。また、最近はドアを目立たせるために黄色いテープが貼ってあったりしますが、化粧板そのものに印刷され耐久性やメンテナンス性が向上しそうです。
大きな変化としては、二つあります。一つ目はボックスシートとコンセントの設置です。京急にはボックスシートの車両がありますが、最後にボックスシートが設置された新製車は京急2100形なので、新製車では16年ぶりの登場です。配置が特徴的で、車端部にボックスシートとロングシートが両方設置されます。さらにボックスシート部にコンセントが、2口設置されます。特急車両では標準的になってきたコンセントですが、通勤車両で搭載した車両は首都圏には走っていたなかったと思います。元々鉄道車両には通勤・特急車両問わずに掃除用にAC/100Vのコンセントが設置されていましたが、あくまで停車時の業務用で解放されていませんでした。既存車両含めてコンセント自体はあるので、走行時の電源品質を高めて通勤車でも解放する流れになるかは興味深いです。
二つ目としてはLCDの大幅増設です。一両あたり日英に対応した案内用のLCDを、ドア上6カ所に、中韓に対応したLCDを千鳥配置でドア上に3カ所設置します。海外旅行者の増加で多言語表示の重要性は高まるばかりですが、日本語表示のスペース・時間などが短くなり一番利用者の多い日本語使用者が割りを食う状況になってきました。かと言って国際標準の英語、日本への旅行者の多い中国・韓国語を外すわけにもいきません。そんな現状に対しての対応だと思うのですが、他社線でも液晶モニタの拡大や今回のような液晶の増設で表示スペースの見直しは増えていくと思います。
金沢文庫駅を発着する動画
京急については知識が曖昧な部分もあるので、ご指摘がある場合はコメント欄からお手柔らかにお願いします。
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