記事作成日: 2016.05.27/記事更新日: 2017.01.17
初の4両固定編成登場へ
E721系1000番台 第一編成P4-1 |
新造車両数: 4両×19編成=76両
導入時期: 2016月11頃~2017年3月
運用区間: 東北本線(黒磯~一ノ関)、常磐線、仙山線
E721系は2007年より営業を開始した車両で、東北地方交流線区向けとして製造された車両です。500番台、仙台空港鉄道向けSAT721系、青い森鉄道向け703系とバリエーションを増やしてきましたがいずれも2両編成で、4両編成は今回の1000番台が初めてとなります。
ベースとなったE721系0番台 赤い帯を使っている |
プレスによると2両編成を2編成連結した場合より定員が増えるため、混雑緩和が図れるとています。車両の仕様は基本的に0番台と同じですが、小規模な改良が行われています。客室は座席の改良による乗り心地の改善、室内灯のLED化による省電力、帯の細い赤帯がピンクへ変更などが変更点です。その他に保守・清掃時に誤って発進しなようにする、移動禁止システムが搭載されました。パンタグラフや電動車の配置などは、701系4両固定の編成の配置を踏襲します。
今回全ての車両が総合車両製作所製(新津・横浜)となり、0番台などのような川崎重工製はありません。投入期間は5ヶ月間で、比較的短期間での投入となります。719系の乗車・記録を考えるのであれば、早めが良いと思います。
福島駅を発車する
E721系1000番台
719系0番台は全廃が濃厚
E721系1000番台と並ぶ719系 |
719系0番台は1989年より製造された車両で、車齢自体は寿命というほど古い車両ではありません。しかし、台車は急行型より流用したたものを使っています。全ての編成が2両固定で、今回の置き換えで同じ車両数の場合は純粋に編成あたりの輸送力向上が見込めます。
719系は2両×41編成=82両が在籍しています。運行区間は東北本線、常磐線、磐越西線となっています。今回のE721系1000番台の導入数では、719系の車両数と合いません。しかし、2017年度ごろに、黒磯駅構内にある交直流切り替え設備を廃止し、盛岡側にデッドセクションが設置されるという話があります。そして、移設と合わせて交直車の運用が設定される見られています。その交直車の数を入れば、719系の穴埋めが出来ます。ちょっと仮定の話が多くなってしまいましたが、予想通りで行けば2017年度いっぱいで719系0番台は運行を終了します。
719系0番台が全廃となると、狭軌車は「フルーティア」に使われている700番台のみとなります。奥羽本線向けの標準軌車である5000番台については、しばらく安泰そうです。
東北地区についてはあまり詳しくないので、間違いなどありましたらお手柔らかにコメント欄などへお願いします。コメントがあれば順次修正します。
スポンサーリンク
2 件のコメント:
計画通りだと、交直車はE531系3000番台5両3本の新造が濃いです。
宇都宮方面と合わせた投入数で、交流車は減ったのでしょう。
デッドセクション移設で、新白河駅は信号システムの設備改良が進んでいます。
今後は6番線を使い縦列停車折り返しになるようです。
コメントを投稿