記事作成日: 2015.08.10/記事更新日: 2016.04.21
C11形をJR北海道よりレンタル
最後の運行となった2014年度の SL函館大沼号でのC11形の様子 |
東武鉄道は日光・鬼怒川地区を盛り上げるために2017年度を目処に「下今市~鬼怒川温泉」間12.4kmでSL運行を目指すと発表しました。
JR北海道では相次ぐトラブルにより、保守に手間がかかり利益につながらない上に、人的資源も消費するSLの運行が難しくなっていました。そのため2014年度でSLの運行を全て終了する判断が下されました。そうして動体保存状態となったJR北海道の「C11形207号機」を、東武鉄道が借り受ける形で運行を予定しています。
現在中小私鉄でSLの運行をしている路線はありますが、大手私鉄での運行はありません。
気になる客車や補助機関車
SLだけではお客さんを乗せて走ることは出来ないので、当然客車が必要となります。しかし東武鉄道は客車を保有していないので、新たに用意する必要があります。普通に考えればJR北海道で運行時に牽引して客車も一緒に借り受ければ良いわけですが、客車などはJR北海道以外から入手すると2016年4月21日発表されました。
導入車両
蒸気機関車: C11-207号機(JR北海道)
車掌車: ヨ8634(JR貨物)、ヨ8709(JR西日本)
客車: スハフ14-1・5、オハフ15-1、オハ14-1、オロ12-5・10(JR四国)
ディーゼル機関車: DE10-1099号機(JR東日本)
客車はJR四国より14系・12系客車を6両導入となります。元々はJR東海がユーロライナーなどに使っていた車両のようです。(詳しくは記事下部リンクも参照)さらに車掌車としてヨ8000形をJR貨物とJR西日本から1両づつ導入します。JR西日本のヨ8000形は最後の1両だったはずなので、これで形式消滅となります。さらに補助機関車用としてDE10をJR東日本より導入します。この車両は大宮駅で入換え用として活躍していた車両のようです。
導入車両
蒸気機関車: C11-207号機(JR北海道)
車掌車: ヨ8634(JR貨物)、ヨ8709(JR西日本)
客車: スハフ14-1・5、オハフ15-1、オハ14-1、オロ12-5・10(JR四国)
ディーゼル機関車: DE10-1099号機(JR東日本)
客車はJR四国より14系・12系客車を6両導入となります。元々はJR東海がユーロライナーなどに使っていた車両のようです。(詳しくは記事下部リンクも参照)さらに車掌車としてヨ8000形をJR貨物とJR西日本から1両づつ導入します。JR西日本のヨ8000形は最後の1両だったはずなので、これで形式消滅となります。さらに補助機関車用としてDE10をJR東日本より導入します。この車両は大宮駅で入換え用として活躍していた車両のようです。
SL函館大沼号のエンド側 |
さらに転車台もJR西日本所有の長門市駅転車台を下今市へ、三次駅転車台を鬼怒川駅へ移設する予定です。
検修・乗務要員の育成開始を発表
東武鉄道は2016年1月21日にSLの検修・乗務要員の育成を開始したと発表しました。
SLの全般・交番・仕業検査などについて検修要員8名が、2016年1月20日からJR北海道苗穂工場・釧路運輸車両所で。SLの構造・取り扱いなどについて機関士要員が2016年1月5日から秩父鉄道列車区で2名・大井川鉄道新金谷乗務区で2名ずつ。SLの構造・投炭・ボイラーについて機関助士要員2名が、2016年1月7日からJR北海道釧路運輸車両所で教育を開始ししました。
今回の養成にあたりJR東日本の協力が無いことや、全般検査についても教育を受けることなどから分かるように、機関車の整備はJRへ委託せず行います。南栗橋に整備可能な設備を設けます。
外部リンク
「SHIKOKU'S WORLD」さんより
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