えちぜん鉄道新幹線の線路へ
えちぜん鉄道福井駅 後ろの高架が北陸新幹線福井駅 |
福井市では駅と鉄道が市を分断し、交通の妨げなどになっていたため鉄道と駅の高架化工事を進めています。現在工事が完了しているのはJR在来線と北陸新幹線で、残すはえちぜん鉄道の高架化のみとなっています。しかし、スペースの関係で現在えちぜん鉄道が運行している線路・駅をそのまま高架化する必要が出てきました。
そこで、完成している北陸新幹線の高架へ仮設アプローチ線を設け、えちぜん鉄道がを新幹線ホームを間借りします。次に、現在のえちぜん鉄道が運行している線路を一度撤去して、その場所にえちぜん鉄道高架線を建設します。最後に新幹線ホームへのアプローチ線を撤去して、本来のえちぜん鉄道の高架に繋げて完成するという方法をとることになりました。そのため2015年9月27日より新幹線線路へ乗り入れ、3年ほどかけて高架化工事を行います。一部完成している北陸新幹線福井駅 2014年冬撮影 |
余談ですが、似たような理由から東海道新幹線建設時に、阪急京都線が東海道新幹線の線路を間借りして走ったことがあります。
新幹線開業後は幻の駅となる新幹線新福井駅
仮設線は「福井口~福井」駅間に設けられるので、福井口から順に解説したいと思います。福井口駅は現在の位置から福井駅側の踏切を挟んだ場所に、仮設駅として移設されます。
そこから福井寄りに進むと北陸新幹線へ続くアプローチ線に続きます。このアプローチ線を登ると、北陸新幹線高架上に対向式の仮設新福井駅が見えてきます。
新福井駅から新幹線の線路を進むと新幹線福井駅に到着します。この新幹線福井駅が、えちぜん鉄道の高架化工事が完了するまではえちぜん鉄道福井駅となります。
最終的には「福井口~福井」駅間が高架線となります。なので、仮設福井口駅と新幹線本線上に仮設された新福井駅は、撤去される予定です。
今回写真が少ないので非常に分かりづらいと思います。グーグルアースで既に建設され仮設線を見ることが出来るので、福井口駅から福井駅まで順にたどってみることをお勧めします。私の説明より簡単に理解できると思います。
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