2015年6月5日の産経新聞で北海道副知事が北関東からの需要取り込みや修学旅行需要の拡大を狙って「はやぶさ」を宇都宮へ止めて欲しいとJR北海道へ要望し、JR北海道はJR東日本と検討したいと応じたと報道されました。
確かに宇都宮に停まらないのは勿体無い
そもそも何故このような話が出たかを解説します。今のところ発表されている情報では、「東京・仙台~新函館北斗間のはやぶさ」と「盛岡・新青森~新函館北斗間のはやて」2系統が運転される予定です。なので、宇都宮から北海道へ新幹線で行くには、大宮駅か仙台駅で「はやぶさ」に乗り換える必要があります。
普通のお客さんであれば乗り換えで済むのですが、修学旅行となる短い乗り換え時間で大勢の生徒が移動するのは大変なのが想像できます。また、航空機との競争を考えた場合では、羽田空港に近い東京より北関東などのほうが競争力が大きくなるります。その時、北関東のお客さんが不便になるは勿体無いのない話です。そう考えたときに、最速達の「はやぶさ」を停車させるのは無理にしても、「はやぶさ」に準じた速達型の「はやて」を1日1往復でも良いので走らせて見ても良い気はします。
ただ、北海道向けの需要と言っても函館までの需要で、その中でも小さい北関東からの需要です。修学旅行の話にしても、今のところは増えるだろうという希望的観測で、具体的な需要の話ではありません。JRとしてもその辺が懸念事項なんだとは思いますが、開業時どういったダイヤを発表してくるかは気になるところです。
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