新宿行きとして入線する様子 |
終点まで一駅
池袋発新宿行きは定期運用では平日1本、臨時では週末と月末に1本づつ運行される変わった列車です。駅にしてみれば一駅なので、乗車時間も5分ほどです。
この中で私が好きなのは平日に設定されている列車です。池袋を6:53に出発し、新宿に6:59に到着します。この電車は埼京線「板橋~池袋」間にある池袋電車区から出庫する電車です。朝の時間帯は郊外から都心へ人が流れるため、出庫した電車は池袋始発の下り列車として運転されます。また、日中には池袋始発の上り列車も設定されていますが、いずれも新木場行きです。なので、この列車だけが例外的に運転されています。
湘南新宿ライン用ホームであることがわかる |
この列車には面白いところがいくつかありますが、一つ目は池袋2番線始発ということです。埼京線池袋駅ホームは上りが1番線・下りが4番線で、2番・3番ホームは湘南新宿ライン用のホームとなっていて、埼京線が2番線から発車することは珍しいのです。なぜ2番線を使用するか最初は配線の関係化と思っていましたが、配線上は1番線にも入れるようです。そこから考えると前後の列車との運転間隔が理由に思えます。
次の注目点として、複数のポイントを跨いで入線してくるので、列車がグネグネ曲がるのも見所です。これを見る場合は、2番線ホーム端板橋寄りが非常に見やすいです。
列車は発車5分ほど前に入線するのですが、この時に50分発新宿行きの列車と並びます。この瞬間は面白いというか、お気に入りの瞬間です。先ほど説明したように上り・下りのホームが離れているので、同じホームに埼京線の列車が並ぶ瞬間は多くありません。
平日朝であれば毎日見ることが出来ますし、とても珍しいというわけでもないですが、なかなか面白いものだと思います。興味がある方はぜひ池袋へ!
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