拝島駅の状況
拝島駅は東京駅近郊にある駅でJR東日本から青梅線・五日市線・八高線、西武鉄道からは拝島線の計4路線が乗り入れています。
JR東日本のホームは1~5番線まであり、その中の八高線八王子方面として使われている5番線ホームに新型ホーム柵が設置されました。
この5番線ホームには八高線で使われている205系3100番台・209系3000番台・209系31000番台(元りんかい車)の4種類が乗り入れます。
新型ホーム柵について
このホーム柵は昇降式ホーム柵と呼ばれるタイプのもで山手線など採用されているホームドアと比べると、軽量かつ安価、さらに幅広いドア位置に対応できるのが特徴です。形をみる限り相鉄で試験を行っていた、高見沢サイバネティクス社製のようです。
この方式は現在採用に至った事例がなく、この試験導入で今後JR東日本で導入さるか決まっていくと思います。
稼動時レポート
列車が到着していないとき |
実物は上の写真のような感じです。三本のバーを使った簡素なつくりです。列車がホームにないときはホームドア同様閉じた状態になっています。
列車到着時もホームドア同様にバーが上がった後に列車のドアが開きます。
列車到着時 |
支柱の一部もバーを上げるときには上昇するので頭をぶつける心配などはありません。バー上昇時の動きがとてもスムーズなのに驚きました。
ラッシュ時の様子を見ましたが、これといった混乱は起きていないようです。
支柱の一部に青い色LEDがあるのが分かると思いますが、バーを閉じるときに下に人がいる時など警告音と共にオレンジ色に変化し注意を促します。
耳の不自由な方向けの対策なんでしょうが、色だけだと分かりにくいのでもう少し分かりやすい表示方法を検討したほうが良い気もします。
ドア閉め前 |
列車のドアを閉めるときは、先にホーム柵が下に下りてからドアを閉めます。私が見た時はホームドアより多く時間がかっているようでした。ワンテンポ遅いというレベルよりもっと遅かったので、もう少し早い動作が必要だと思いました。
テスト状態 |
この日は関係者の方々が高麗川よりに集まっていました。テストのためか一部バーをあけた状態にしてありました。
停車位置 |
様々なドア位置に対応出来るのも特徴のひとつですが、停車位置は列車によって変える必要があるようです。「TASC」のような支援装置はないと思うので、運転手さんの腕の見せ所です。
動きやラッシュ時の乗降の様子を見る限り、課題が無いわけではありませんが悪くはなさそうです。ただ、耐久性などは分からないはずなので、テストの結果を待つ必要がありそうです。
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