品川駅構内で開業をアピール |
品川駅は常磐線の終着駅へ
上野東京ラインの開業で「東海道線~常磐線」と「東海道線~宇都宮線・高崎線」が相互に乗に入れることは既にご存知かもしれませんが、常磐線との取り入れ列車は品川駅が基点となります。
朝夜のラッシュ時は「成田・取手」方面の快速列車が乗り入れ、日中は「いわき・土浦」方面などの遠方からの特急列車と普通列車が乗り入れます。
これにより日中は特急「ときわ」と「ひたち」が30分間隔で1時間に1本ずつ、土浦の行きの特別快速と普通列車が30分間隔で1時間に1本ずつといった感じで、1時間あたり計4往復の常磐線直通の列車が運行されています。
「東海道線~宇都宮線・高崎線」に比べると少ない常磐線利用者
品川駅で発車を待つ常磐線E531系 |
ラッシュを過ぎた日中も「東海道線~宇都宮線・高崎線」経由の列車は東京駅で降りる人が多いものの、東京駅を越えて乗り通す人も多くいるようでした。
それに比べると「東海道線~常磐線」の普通列車の利用者は少し少ないようです。特に日中の品川始発の常磐線普通列車の利用者はかなり少ないように感じました。
「東海道線~宇都宮線・高崎線」は使用している車両が同じなので長距離の乗り入れを実施しているのに対し、「東海道線~常磐線」は使用している車両が違うこともあり品川始発なのは分かります。しかし、乗り入れ区間が「上野~品川」という短距離だと乗入れの強みはあまり生かせないようです。
また、「西武・東武~副都心線~東急」「湘南新宿ライン」など上野東京ラインの他にも「埼玉~東京~神奈川」の流れがるように、純粋な需要という面でも「東海道線~常磐線」は劣るのだと思います。
続く開発
品川駅を発車するE657系特急ひたち 将来は開発で空が狭くなるかも? |
「品川~田町」間の車窓を眺めていれば分かるのですが、この区間の再開発は上野東京ラインの開発でやっとスタートしたところです。
これは「東海道線~宇都宮線・高崎線」が結ばれたことで「品川~田町」間にあった車両基地の能力を「東海道線~宇都宮線・高崎線」間の車両基地に割り振って再開発進めるというものです。
都心にこれだけの更地が出来るのは滅多にないことなので、開発が完了すれば人の流れは大きく変ります。上野東京ラインの人の流れも再開発に伴い更に変ると思います。
そういう意味で上野東京ラインによる首都圏の変貌はこれから始まるのかもしれません。
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