2015年3月23日月曜日

つくばエクスプレス 高速化のため2年間徐行




2015年3月23日に首都圏新都市新鉄道(以下つくばエクスプレス)は「守谷追越設備工事」のため2015年3月28日~2016年12月末まで「守谷駅~みらい平駅」間下り線の一部で徐行運転をすると発表しました。

守谷追越設備工事

この工事は所要時間短縮やダイヤの柔軟性を上げるために行われています。

現在守谷駅に下りには1番・2番線ホームが、上りには3番・4番線ホームがあります。このうち2番・3番ホームは車庫へ向かうためだけの線路構造になっていたため、つくば方の本線とは列車が行き来できる構造になっていませんでした。

そのためつくば方の本線と行き来できるようにポイントを追加して守谷駅で追い越しを可能に出来るよう工事しています。

これで開業時から追い越し可能だった「八潮駅・流山おおたかの森駅」の2駅のほかに「守谷駅」が加わります。この追越設備は2017年から使用開始予定です。

解説

営業キロ計算で秋葉原駅から「北千住が7.5km」「八潮駅が15.6km」「流山おおたかの森駅が26.5km」「守谷駅が37.7km」「終点つくばが58.3km」のところにあります。

つくばエクスプレスの最優等列車「快速」は「秋葉原~北千住」間が各駅停車、「北千住~つくば」間を快速運転で運行します。

また、日中の運行本数は「秋葉原~守谷」間まで9本、「守谷~つくば」間が5本となっています。なので、「守谷駅」の追い越し設備が完成すると運行本数の多い区間は約10kmごとに追越が可能になります。

つくばエクスプレスの乗降客数は開業後伸び続けています。今後伸びは鈍化するとしても増加を続けそうなので、今の状況を改善するほかに将来も見据えての工事なのだと思います。

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