総武快速線で使われているE217系 |
ホームドア設置概要
・総武快速線ホーム上下のみ設置
・1面2線15両分
新小岩駅は南北を自由に行き来できる通路が無い状態でした。それを改善するために2013年から線路の下をくぐる形で24時間使用できる南北通路の建設が進められています。
工事に伴いホームを大規模に改修する必要があり、それに合わせて総武快速線へホームドアを設置することを検討していました。
バリアフリー法に基づき国や自治体と協議を重ねた結果、国・東京都・葛飾区協力の下にホームドア導入に関する設計を進めることになりました。
解説
ホームドア導入となると問題として上がるのはホームの改修と車両のドア位置です。
重いホームドアを設置するための補強工事などは、ホームの改修が自由通路の工事のため元々必要だったことでクリアできました。
車両のドア位置ですが、総武線全体で見れば「成田エクスプレス」「しおさい」のような2扉の特急とE217系近郊型電車といろいろな車両が走っています。
しかし、新小岩駅だけで見るとE217系のみで問題は一気に小さくなります。
総武線全体でホームドアを付けるとなればいろいろと問題もありますが、ひとまず新小岩だけとしたことで比較的容易に設置できそうです。
一つ気になる点も
ただ、一つ気になる点としてE217系に「TASC」を搭載するかです。
「TASC」は定位置停止装置というもので、駅に停車するときだけ列車側が自動でぴったりホームに停めるよう制御する装置です。ホームドア設置路線など停車位置のズレが大きいと困る路線に搭載されることが多いものです。
今回一駅だけにホームドアを付けることを考えればE217系につけるのは費用対効果が悪いように思います。しかし、円滑な運転や他の駅にも広げることを考えれば搭載すべき装置です。
そこのあたりから総武快速線のホームドアの広がりが予想できるかもしれませんね。
スポンサーリンク
0 件のコメント:
コメントを投稿