記事作成日: 2015.03.20/記事更新日: 2016.04.13
今回初めて置き換えが触れられた 721系近郊型電車 |
車両更新概要
計画書によると、設備更新や修繕を先送りしていた状態であり、定期的に車両を置き換えるようなライフサイクルに基づく更新などは行っていませんでした。そのため大量の置き換えが必要な状態です。
そういった状況を踏まえての置き換えや修繕のほかに、列車速度制限や運行削減などを考えているようです。
2015~2020年
置き換え予定785系 |
・キハ183系0番台34両→キハ261系へ(2016~17年)
・785系27両を青函789系で置き換え(2017~18年)
・キハ40置き換え用量産先行車2両(2018年完成予定)
キハ183系と785系特急電車の置き換えは1月の定例記者会見で発表済みですが、詳細が発表されました。キハ183系は1月の会見時より4両増えて34両がキハ261系により2年間で置き換えられます。
785系については1月の会見時の全37両より10両減って、27両が「スーパー白鳥」で使われている789系(以後青函789系と呼びます)によって2年間で置き換えられます。
785系は5両編成が基本となっているので、2編成10両が置き換えられずに残ると思われます。青函789系は2016年3月の北海道新幹線開通により「スーパー白鳥」が廃止される見込みのため、それ以後余剰車両となります。その余剰となった青函789系で置き換えをします。青函789系は6両編成を基本としていますが、785系や789系1000番台は5両編成での運行です。1年間の空白期間中に、5両編成化改造などが行われるのかもしれません。
キハ40については量産先行車2両を作り、2年間試験をした後で置き換えとなります。また、量産先行車について、JR東日本と共通仕様の電気式気道車で置き換えると発表がありました。詳しくは関連記事をお読みください。
キハ40については量産先行車2両を作り、2年間試験をした後で置き換えとなります。また、量産先行車について、JR東日本と共通仕様の電気式気道車で置き換えると発表がありました。詳しくは関連記事をお読みください。
2020年以降
千歳線を走るキハ281系 2020年以降は古い車両から置き換えが始まる |
・721系順次置き換え開始
・キハ40系順次置き換え開始
・183系全車両とキハ281系・キハ283系を順次置き換え
721系は1988年から製造されたので、30年を過ぎての置き換え開始になります。高速運転や大雪を考えると車両の老朽化は激しそうです。
・183系全車両とキハ281系・キハ283系を順次置き換え
721系は1988年から製造されたので、30年を過ぎての置き換え開始になります。高速運転や大雪を考えると車両の老朽化は激しそうです。
キハ40は上で紹介した通り、先行量産車の試験を経て2020年から置き換え予定です。車両数は置き換え車両より少なくなる予定です。
残りのキハ183系全ての置き換えが開始され、振り子式であるキハ281系とキハ283系も順次置き換えられます。キハ183系0番台の置き換えと違いどんな車両で置き換えるかは発表していないので、新形式での置き換えかキハ261系かは気になるところです。
2016年4月13日にJR北海道より「特急車両の老朽・劣化の状況について」という題でプレスが発表されました。それによると特急車両は通常車両より製造費が高いこと、高速道路の延伸などで利用客が減少していること、寒冷地・長距離走行で劣化が早いなどから全ての置き換えは困難と発表されました。さらに北海道新聞から4月12日に「オホーツク」「サロベツ」の減便を検討しているとの報道もありました。
北海道も本州と同じように札幌への一極集中で、地方の人口の減少は加速しています。そこにJR自身も述べた気候条件・経営問題・高速道路の延伸が追い討ちをかけている状況です。利便性を維持となると最低限の減便と減車という方向で、特急車両の新造計画は立てられていくのではないでしょうか。
※関連記事
キハ183と785系の置き換え発表 どうなる789系とキハ283系
JR北海道新型気道車の概要発表 JR東日本と共通化へ
JR北海道 2016年春より運行本数・駅削減
残りのキハ183系全ての置き換えが開始され、振り子式であるキハ281系とキハ283系も順次置き換えられます。キハ183系0番台の置き換えと違いどんな車両で置き換えるかは発表していないので、新形式での置き換えかキハ261系かは気になるところです。
2016年4月13日にJR北海道より「特急車両の老朽・劣化の状況について」という題でプレスが発表されました。それによると特急車両は通常車両より製造費が高いこと、高速道路の延伸などで利用客が減少していること、寒冷地・長距離走行で劣化が早いなどから全ての置き換えは困難と発表されました。さらに北海道新聞から4月12日に「オホーツク」「サロベツ」の減便を検討しているとの報道もありました。
北海道も本州と同じように札幌への一極集中で、地方の人口の減少は加速しています。そこにJR自身も述べた気候条件・経営問題・高速道路の延伸が追い討ちをかけている状況です。利便性を維持となると最低限の減便と減車という方向で、特急車両の新造計画は立てられていくのではないでしょうか。
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