大雪により奥羽本線で立ち往生
列車が立ち往生したのは青森県と秋田の県境近くJR奥羽本線津軽湯の沢駅と陣場駅の間です。積雪により昨日の夜から立ち往生をし、2日の午前11時45分頃運転を再開しました。幸いなことに乗客や乗務員の方は何も無かったようです。この区間での牽引機はEF81形電気機関車ですが、DE10形ディーゼル機関車が連結しすることで救援されました。電化区間なのでディーゼル機関車がトワイライトエスクスプレスを引っ張ることは、定期列車ではありません。車両設備自体には余裕があるので特に支障は無かったようですが、食料については弁当やおにぎりの配布となったようです。こういった場合は運転打ち切りで途中で降ろされしまうこともあるのですが、今回はそういうこともありませんでした。大雪であることや山間部で代替列車の確保が難しいこと、どっちにせよ大阪へ車両を回送しなければならないなどが、運転打ち切りにならなかった理由だと思います。
一部鉄道ファンの方たちは、本来よりも2倍近い長時間乗れた上に貴重な体験が出来たということで、とても喜んでいたようです。
JR西日本ホームページにある「トワイライトエクスプレス」の通過時刻表を見ると、大館駅は23:06分頃通過します。「トワイライトエクスプレス」の運行速度だと大館駅から津軽湯の沢駅は20分程度かかる見込みなので、本来の通過時刻は22:45分頃の通過だったようです。報道などでは12時間半と記載されていますが、11時45分頃の復旧ならば厳密には最大13時間近く遅延したのではないでしょうか?
2015年1月6日発大阪行きの「トワイライトエクスプレス」は今回より長い16時間の遅延でした。この時期の日本海側は荒れやすく、風に雪と天候により遅延が多く発生します。去年廃止になった一部トワイライトと同じ経路を走る寝台特急「あけぼの」も、同じように何度も遅延が発生していました。今回ほどの遅延はなくとも、大きな遅延がラストランまでにまた起こると思います。その時も遅延に負けずに、最後まで走りきるよう頑張って欲しいものですね。
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