2015年2月5日に福井鉄道は福武線用に超低床車両F1000形の第二編成を導入したと発表しました。これにより200形電車モハ201号車は廃車・解体したと発表しました。
200形は福井鉄道が自社発注を行い日本車輛によって1960年・1962年に製造され50年以上走り続けています。この列車は2両1編成の連接車体を採用した特長的な車両です。201編成が廃車になりましたが、あと2編成が1・2年程度走る予定です。
そして、その200形置き換えのため導入されたのがF1000形で、全4編成が順次導入される予定です。「FUKURAM」の愛称で2013年から営業運転をおこなっています。
F1000形は200形と大きく違う車両となっています。車体が通常の電車タイプから路面電車タイプになっていて、低床構造を採用することで車内のバリアフリー化が大きく進んでいるのも特徴です。第一編成はと第二編成でカラーリングがことなり、第一編成がオレンジ色なのに対し第二編成は福井の海や空をイメージした水色のカラーリングが施されています。
この車両も福井鉄道が新潟トランシスに自社発注をした車両で、万葉線や富山ライトレールの車両の兄弟車にあたります。その中でも3車体構造はこの列車だけで200形の定員200名には劣りますが、広島電鉄のグリーンムーバー並の155名となっています。
この御時勢に地方私鉄が自社発注車両から自社発注車両へ引導を渡せるのは、幸せな最後だと思います。この第二編成は当初の予定通り2015年2月18日から営業運転を開始しました。
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