2015年1月8日の東武東上線・東京メトロ有楽町線和光市駅前の公衆トイレがネーミングライツにより改修されたことを記念して、セレモニーが行われました。
このトイレは1998年に和光市が駅南口に設置した公衆トイレで、改修やトイレを快適にすることを条件に2014年にネーミングライツの募集が行われました。その結果トイレの衛生管理などを行う越谷市の「CSレリーションズ」が優先交渉者に決定され、「和光市駅前トレイ トイレの診断士の厠堂」という名前になりました。
これにより和光市は資金を出資せず、便器の洋式化や自動洗浄機・自動乾燥機など500万円の費用で改修され、2017年まで同社が管理を行います。
「CSレリーションズ」社のブログによると、駅前の一等地にあるトイレへ看板を出し快適に利用者に使ってもうらうことで、宣伝効果と技術力を体験してもらえるショールームとして活用できる旨のメリットを期待しているそうです。
富山ライトレールでも少し似たような取り組みがあります。駅の広告を企業に依頼するまでは普通のなのですが、広告エリアにデザイン性の高い写真やイラストを貼り企業名自体は小さく書かれるのみといったものです。これは、広告効果を狙ったというよりは企業貢献をアピールするものです。
ローカル線ではあらゆる費用の削減が課題です。そんな中利用者と企業双方に利益が出るこのような取り組みは、さらに推進していく必要があると思います。
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