仙石線で使われている205系 |
JR東日本が2015年1月29日に発表した運転開始日2015年5月30日より、予定通り仙石線最後の普通区間だった「高城町駅」~「陸前小野駅」間が復旧し、4年2ヶ月ぶりに全線運転を再開しました。今回の開通で今まで通りの全線直流電化路線としての復旧できました。
「陸前大塚駅」~「陸前小野駅」間は、津波被害を避けるために街が高台で再建されるのが決まったため新ルートとなりました。このため「東名駅」「野蒜駅」も内陸の高台へ移転しました。
これに合わせて新しく「仙石東北ライン」も運行を開始しました。この路線は、仙石線沿線市町の復興支援を目的に東北本線「塩釜駅」~「松島駅」間と仙石線「松島海岸駅」~「高城町駅」間新しい短絡線を設け、「仙台~石巻」間を「仙台駅~東北線~塩釜駅~短絡線~松島海岸駅~仙石線~石巻駅」の経路で結びます。
この新しい経路が生まれたことと「陸前大塚駅」~「陸前小野駅」間の移設で、乗車券を買って乗る際の運賃が今までより安くなる場合もあります。
また、仙石線と東北線の電化方式の問題や短絡線が非電化であるため、「仙石東北ライン」用に既存の車両ではなく「HB-E210系」というハイブリッド気道車が導入されました。
2016年には新駅「石巻あゆみ野」を設置へ
JR東日本は2月5日に陸前赤井駅~蛇田駅間へ石巻あゆみ野(いしのまきあゆみの)を2016年3月に開業すると発表しました。
この駅が出来る場所は震災後の移転地として機能しており、人口も増加しはじめています。その点も踏まえて石巻市が新駅設置に向けてJR東日本と協議を続けてきました。
駅舎は簡素なつくりになるようで、無人駅で待合室とスロープを備えた1面(4両分)の構造です。このほかに石巻市が駐車場・駐輪場・公衆トイレなどを設置します。
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