寝台特急「北斗星」のテールマーク |
寝台特急「あけぼの」もそうだった
寝台特急というのは平時でも人気のある列車ですが、廃止間際は特に人気となります。廃止間際には各メディアにも取り上げられるため、何か思い出のある方・鉄道ファンと様々な人達が乗車しようと考えます。そうすると1ヶ月前10時の指定席販売開始時には、即売り切れるという状態が続くようになります。
旅行代理店はこの需要を見込んでツアー旅行を設定します。自らが売る分の座先を確保するために旅行会社の団体枠で指定席を予約します。この枠は一般枠と別枠に設定されているので、一ヶ月前の10時より前に指定席を確保することが出来ます。そうすると1ヶ月前10時に並ぶ一般人向けの指定席はほとんど無いなんてことが発生します。
2014年の春に廃止になった寝台特急「あけぼの」号も団体枠のせいで、更にプラチナチケット化が進みました。
どうすれば切符を取れるのか?
・とにかく10時に並ぶ・普通より高いツアーで乗る
・キャンセル待ちにかける
正攻法としてはこの3つしかないと思うので、一つずつ解説してみましょう。
とにかく10時に並ぶ
寝台券は一ヶ月前の10時に発券することができるのですが、駅によっては10時ちょうどに発券してくれるところがあります。このサービスは全ての駅で行っているわけではなく各駅の事情に合わせているため、実施駅ごとでルールが異なります。なので予約するより前の日にルールや10時ちょうどの発券が可能かを聞いて、挑戦することが必要です。
また、「北斗星」のような人気列車の場合は10時を逃したら発券できないと思ったほうが良いほど熾烈な競争が繰り広げられます。並ぶときは1番を心がけてください。
あらかじめ旅行代理店などを回った後で団体枠がA寝台・B寝台とどのグレードに確保されているか分かる場合は、それを避けるのも手だと思います。
普通より高いツアーで乗る
そもそも忙しくて一ヶ月前に並ぶということが出来ない人も多いかと思います。通常より高い料金にはなりますが、旅行代理店に相談するのもやはり手だと思います。
キャンセル待ちにかける
世の中乗りたくても様々な事情でキャンセルするしかない人も居ますので、それを狙います。インターネットでJRの各線の予約確認が出来る「JRサイバーステーション」で開放B寝台だけは確認できるので、空きを見つけたら窓口へ急ぎます。
キャンセル料は払い戻しの時期によって変わります。寝台券は2日前までは330円、前日から発車時刻までは30%のキャンセル料となっています。なので2日前にキャンセルが多く発生するのでねらい目です。
今一番取れる方法は?
※15.07.13追記
また、旅行代理店で入手する方法もJR東日本が運営する「びゅう」の場合は1ヶ月以上前から団体枠で座席を確保出来る場合もあるようですが、ほかの代理店ではお店にあるMVの端末から通常の10時打ちと同じよう確保する状況のようです。
本来であれば廃止前の乗車をいろいろな意味でお勧めしたいのですが、今それを言っても仕方ありません。本当に乗りたい方は全力で挑んでみてください。
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