2014年12月12日金曜日

もうすぐ見納め 10両の東上線8000系




東武鉄道の顔として運行を続けてきた8000系ですが、東上線ではもうすぐ一つの節目を迎えます。そんな8000系の東上線での活躍を紹介したいと思います。

東上線を走る東武鉄道8000系
東上線を走る10両編成の8000系

もうすぐ引退10両編成の8000系


東上線を走る東武鉄道8000系


東武8000系は1963年に導入が行われてから1983年まで生産が続き、私鉄最多の712両が生産され東武鉄道の顔と呼べる車両になりました。そんな8000系も2005年の50000系が東上線に導入など、車両の老朽化などもあり新しい車両などに置き換えられる形で少しずつ数を減らしてはじました。

そん中で東上線に東武鉄道初のデジタルATC(T-DATC)が導入することが決定し、8000系についてはATC運用開始の2015年度までに東上線池袋~小川町間から撤退することになりました。

現在運行している10両編成の8000系は8両の8175Fと2両の8506Fを連結した編成1本となりました。先に述べたように来年度からATCの運用が始まるので2014年度での運行終了となり、運行終了後は車両の使用年数から考えると館林にて解体になると思われます。

この編成は特定の運用などに入っているわけではないので、乗車や撮影されたい方は運に頼るしかありません。基本的に地下鉄直通車以外は「池袋~成増以降の終着駅」で運行されるので、池袋~成増間で待つのが一番出会える可能性が高いです。

※追記
8000系の引退が正式に発表されました。2015年1月17日の臨時列車が最後の運転となります。
詳細については別記事を書いたので以下のページをお読みください。
東武東上線8000系引退と100周年記念で2本の臨時列車を運行

まだまだ頑張る4両編成の8000系


越生線を走る東武鉄道8000系ワンマン車
ワンマン対応化工事が施された8000系4両編成

10両編成の8000系は東上線から全廃となりますが、4両の8000系はまだまだ走ります。4両の8000系は越生線・東上線小川町~寄居間などのワンマン運転区間用の編成で、車内の設備を大幅に更新しています。ドア上のLED表示機、車外スピーカー、自動放送などのワンマン対応機材を搭載しています。

越生線を走る東武鉄道8000系セイジクリーム塗装
東上線100周年にあわせて特別塗装が施されている

最近では東上線100周年に合わせて特別塗装をした編成を運転しています。なので通勤通学の足としてだけでなく、東上線を盛り上げる存在としても活躍しています。

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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

8506fが8560fになってますよ

Rail Note さんのコメント...

ご指摘有難うございます。
今修正しました。

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