その中の鉄道について注目してみたいと思います。
概要
三井物産は、総合資源会社のVale S.A.が開発中のモザンビーク共和国のモアティーズ炭鉱、ナカラ回廊鉄道・港湾インフラに同社とともに出資参画することになりました。
三井物産はモアティーズ炭鉱の95%の権益を確保するVale子会社の15%持分(540億円)とインフラ事業を運営するVale子会社の50%持分(376億円)を取得を予定しています。
なぜこのような出資に至ったかですが、同国は南アでも有数の資源国であり、今後の発展が見込めるからとありました。
※モザンビーク共和国・・・南アフリカに位置し、隣国としてマラウィ共和国、ジンバブエ、タンザニア、南アフリカなどがあり、海を挟む位置にマダガスカル島がある。また、2014年1月に安倍首相が同国を訪れ、ナカラ回廊地域へ700億の支援を表明した。
金額としては炭鉱に対する出資が大きいのですが、50%の取得という点を見ると鉄道にも大きな出資をすることが分かります。
ナカラ回廊鉄道への出資について
現在モザンビークのナカラ湾から隣国マラウィまで走るナカラ回廊鉄道をモザンビークのモアティーズ炭鉱まで230kmの延伸をし、ナカラ港の石炭・一般貨物ターミナルも整備するというものです。
一番の目的としては炭鉱の拡張にあわせた石炭輸送の安定ですが、その他鉱物資源・農産物や一般貨物・旅客輸送にも活用します。そのため、Vale社と三井物産で一般貨物輸送事業も推進していくともあります。
あとがき
近年鉄道の海外進出が盛んになってきているので、三井物産のプレスリリースをベースにこのような記事を書いてみました。今回の内容は出資ということなので、日本の鉄道の直接進出ではありませんが、商社の動きなども今後は活発になるのではと思ったので注目してみました。今後も海外進出関係も気になったものは取り上げて行きたいと思います。
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