八高線で使われている205系3000番台 |
導入時期は2015年3月を予定していて、3本のバーが昇降する簡素なものとなっています。このホーム柵は軽量で開口部を大きく取れるため、扉位置の異なる車種への対応や山手線などで使われているホームドアと比べるとコストダウンが見込めるそうです。製造メーカーは高見沢サイバネティクス社製のようで、国交省から補助金を受けて相模鉄道いずみ野線弥生台駅で一年間試験していたものがベースになるようです。
※追記
昇降式ホーム柵は2015年3月28日始発電車より運用開始します。
有楽町線豊洲駅のホームドア 近年様々なタイプのホームドアが登場している |
近年ホームドアが多くの駅に導入されるようになってきましたが、導入のハードルがいまだ高いのが現状です。本体価格の高さや導入に必要な電気配線の工事のほかに、ホームドアの重さからホームの床部分を大幅に補強工事する場合があり、列車を運行しながらの限られれた時間での工事などもコストを押し上げています。
そのため乗客数などを考慮した上で、鉄道機器メーカーは構造を簡素化し軽量にすることでコスト低減を目指す試行錯誤を続けています。
JR拝島駅は東京都郊外にある駅でJR青梅線・五日市線・八高線・西武拝島線が乗り入れています。今回導入に至った八高線ホームには209系・205系の4両固定編成の列車が主に使用しています。
日中の運行本数や乗客数は少ないですが、朝はかなりお客さんが利用するので、ローカル線でありながら効果が確かめやすいのではないかと思います。そして5番線ホームを使う列車は全て4両編成なので、運用として複雑にならないのも同駅が選ばれた理由だと思います。
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