この列車は通常運行の前に行われる試験で、中国東部の浙江からカザフスタン、ロシア、ポーランド、ドイツ、フランスを経由しスペインのマドリードまで運行されました。2015年の定期運行を目指しており、月に2往復程度の運行を計画しています。
中国はEU諸国との経済的結びつきが強いのでこのような列車が運行されたわけですが、近年日本のトヨタ自動社なども部品輸送のため新潟港からロシアのウラジオストクを経由してモスクアやフィンランドに近いサンクトペテンブルグなどにシベリア鉄道を使い輸送しようと以前から試行錯誤しています。
コスト的には船のほうが安いのですが、到着日数が船便の半分の2週間ということやリスク分散という観点から生まれた計画のようです。しかし、シベリア鉄道の輸送品質などがあまりよくないようで、順調というわけではないようです。
今回運転された貨物列車はロシアのモスクワも経由するようなので、順調に運転が行われ輸送品質が確保することが出来るのであれば、中国を経由して日系企業も荷物を送るようになるかもしれません。さらに生産という面でも日本より中国で作るメリットが大きくなると思います。
しかし、ロシアの諸外国との関係悪化でカザフスタン経由の国際鉄道路線の運行停止なども発生していて、こちらも全てが順調とはいかなそうです。
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