レール溶接実演と5000kN 万能材料試験装置
私の持つYoutubeチャンネルでこの二つは詳しく見ることが出来るのでさらっと書いていきたいと思います。また、5000kN 万能材料試験装置については実験棟内だったのですが、撮影して良い言ってくださったので撮影しました。
テルミット溶接実演の準備作業 |
様々な溶接断面(正中線) 境界線のようなものが反応面で中心が流し込んだ材料 |
レール溶接実演
これは一日二回行われた実演作業で二つの50キロレールをテルミット溶接で一本のレールにするというものです。実演は実際の現場で作業されている方が実演してくださいました。
溶接自体は割りと地味な印象を受けたのですが、溶接のあとのデコボコになった部分をグラインダーで研磨して平らにする作業はなかなか派手でした。溶接や研磨の際は係りの方から少し離れるよう指示がでるのですが、グラインダーで研磨しているときは火花が離れていても飛び散ってきます。結構大きな火花がカメラや洋服に飛んでくるのでレンズが破損したり服が焦げてしまうのではないかと心配になるほど派手に飛んできます。
この溶接が結構お高いらしいので値段を聞いてみたのですが、地方私鉄では難しい場合のある値段だと細かい値段ははぐらかされてしまいました。
万能材料試験装置で破断したレール溶接面 |
5000kN 万能材料試験装置
こちらは先ほど溶接した50キロレールの溶接面に上から負荷をかけて真っ二つにへし折ります。
このようにレール溶接面を破断させるときは各手法での強度計測や手順ごとに生まれる差異を計測していくのが目的だそうです。
試験の手順は溶剤を使い目視で亀裂を確認した後に超音波検査で異常の有無を確認、その後に試験装置で負荷をかけます。今回は91tの負荷で19mmたわんだときに破断しました。
パンタグラフ総合試験装置
ぐるぐる回る円盤の下にパンタグラフが設置されています。円盤は剛体架線に相当するもので、その試験結果を元に一般的な架線での状態が予測できるそうです。なので最終試験にはこの装置とは別の短く架線を張ってパンタグラフをリニア駆動で左右に動く装置を使います。
ただ、この円盤型の装置の動きを改良することで架線を張ったものと同じような試験が出来るよう改良できないか検討もしています。
さららに今年もひっそり開催 鉄道総研一般開放 Part3へ続く
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