対象になると思われるJR西日本207系と321系 |
先日お伝えしたJR東日本で発生したEB装置の不具合がJR西日本の車両でも確認されたと、JR西日本から発表がありました。不具合の内容はJR東日本で起きたものと同じで対象車両は、JR西日本保有の先頭車両の19%に相当する530両です。
※JR西日本が保有する全先頭車両数は2776両
JR西日本の車両にはTIMS搭載車はないので、TIMSの派生形であるAIMSにも不具合があったということのようです。そうなると小田急や相鉄、都営地下鉄などにも搭載されているTIMSベースの列車情報管理システムも怪しいと思ったのでホームページを確認したところ、今現在は不具合に関するプレスリリースはありませんでした。
また、調べてるうちに私が気になったのは一部で記載されていた対象車両が207系を含む10種類という部分です。207系は登場時期的にAIMSは搭載されてなかったと思うのですが、増備車の途中からか一部で始まった機器更新車には搭載されるようになったのでしょうか?そこの辺りは詳しくないので知らないので気になります。
TIMSの派生タイプのTIOSを使用している小田急4000形 |
そもそもTIMSはJR東日本と三菱、AIMSはそれをベースに東芝といった感じで開発主体のメーカーが違ったと思うので知識の浅い私にはさっぱりです。不具合は不具合なので良かったと言うのは変なのですが、今後も似たようなトラブルは起こると思うので、この程度のトラブルで沢山の車両のソフト書き換えを経験出来たのは良かったのかもしれません。
車両の制御システムが複雑化しているので、今後も似たような事例が起きる可能性は高いと思います。
東武鉄道初のATI搭載車50000系 |
※追記
西武鉄道・東武鉄道・小田急電鉄・京成電鉄でも同様のEB装置の不具合があり、対象は西武が216両・東武が特急を含めた102両・小田急が196両・京成が38両の先頭車両です。西武や小田急は三菱電機製の情報装置を使っているのでわかるのですが、東武はTIMSや派生型のAIMSなどは使ってないと記憶していたので単純にTIMSどうこうって話ではなさそうです。なので、東武の場合は東芝製のモニタ装置・情報装置・CS-ATC/S装置のどれかの不具合なのか日立のATIにも不具合あるかだと思うのですが真相は分かりません。
私が考えていたこととは違うところに原因がありそうなので、いずれ情報を整理しなおして新しい記事を書きたいと思います。
※追記
2015年3月20日に西武鉄道はEB装置のプログラム更新が終了したと発表しました。
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