記事作成日: 2015.11.10/記事更新日: 2015.12.11
野田線を走る8000系 現在野田線を定期で走る特急はない |
臨時きりふり概要
列車名: 特急きりふり267号
使用車両: 300形
特急料金: 大人310円/子供160円(春日部以降では不要)
運転日: 12月4、11、18、22日
停車駅: 浅草、とうきょうスカイツリー、北千住、春日部~各駅~運河
実質的にはライナー運転
東武鉄道は野田線(東武アーバンパークライン)では活性化策の一つとして、年末シーズンに座って帰れる「特急きりふり267号」の臨時運転を行います。野田線へは「大宮~春日部」間は634型スカイツリーなどの臨時列車の運行が増えていますが、東武鉄道による運河行きの臨時特急は今回が初としています。
「浅草22:10発→春日部22:23発→各駅→運河23:28着」といった具合のダイヤで、「伊勢崎線・浅草~春日部」間は有料の特急運転、「野田線・春日部~運河」間は無料の各駅列車として運行します。運賃形態としては東上線のTJライナーと近いものとなっています。通常ダイヤの最終列車と比較すると、「北千住~運河」間は「北千住23:18→23:46春日部23:49→00:16運河」が東武線を使った最終となっているので、運行時間としてはさほど遅くありません。
春日部駅では配線の関係上、進行方向が反対となります。野田線内が各駅なのは野田線全体のサービス向上を図る理由以外として、「春日部~運河」間が単線であり通過するメリットが少ないためだと想像できます。
一先ずは上々?
運行の様子を春日部駅で見てきましたが、一先ずは上々のようです。春日部駅で多くのお客さんが降りていきましたが、それでも30~40%程度は野田線のお客さんが乗っていたのではないでしょうか?年末の金曜日のみ運転という条件もあると思いますが、利用者はちゃんといるようです。
臨時運転で注目される電光掲示板や車両の表示ですが、駅電光掲示板については「特急きりふり運河行き」で表示がされていました。しかし、ヘッドマークや側面の行き先表示器については、「臨時」の表示でした。
新型特急入線への布石か?
近年鉄道会社各社は減少する収益分を有料列車で補っていますが、東武鉄道ではTJライナーが運行開始以来運転本数を増やし成功しています。今回のライナー的なダイヤ・運賃を見る限り、将来のライナー運転も見据えているのではないでしょうか?
2017年春には新型特急の東武500系の運行が控えています。この列車の導入の目的として「広域な路線ネットワークを活かし、特急の利便性を高める」というのがあります。その目的も考えると利用者が見込めると判断した場合は新型特急500系の運転開始に合わせて、野田線に夜のライナーが走るようになるかもしれません。
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