東京メトロ千代田線の解体が始まったということで、今回も新木場車両基地の敷地外から撮影してきました。
解体される06系
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重機で解体される06系 |
千代田線で活躍していた06系が解体されているということで、10月6日に東京メトロ有楽町線の車庫を兼ねている新木場車両基地へ行ってきました。
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内装も取り外された06系 |
朝に行ったので作業は始まっていないかと思っていましたが、06系の解体作業が行われていました。車両は半分ぐらいに分割され、内装も取り払われていました。そしてハサミ型のアームでジョキジョキ切断されていました。
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屋根を撤去するところ |
最初はほぼ原型を留めたところからのスタートで、最終的には板状になるまでバラバラにされていました。
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床だけになった06系 |
床の骨材も大きなアームでメリメリ剥がしていくのだから器用なものです。
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取り外された台車 |
台車については取り外されたものが地面に並べて置かれていました。まだ手を付けていない編成に「再用」とメモがあったので、予備部品として使用されるのかもしれません。
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主電動機と思われるもの |
列車を動かすモーターらしきものも並べて置いてありました。4つあるのでちょうど一両分のモーターでしょうか?
まだ留置されている車両も
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アントと連結している06系 |
半分以上が解体作業に入っていますが、4両は解体されずに残っています。先頭車両は1両だけになっていますが、まだほとんど原型を留めています。構内入換え用のアントと連結した状態で留置されていました。
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インバーターを取り外された車両 |
前回も撮影したインバーターが取り外された車両です。つり革は撤去されたようですが手すりの棒が見えるので、内装はある程度原型を留めているようです。さらにクーラーや側灯などもそのままです。
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パンタグラフも取り付けたまま |
パンタグラフを付けたままの車両もあります。
さよなら06系
前回みたときも厳しそうだと思いましたが、本当に解体されてしまいました。車齢は20年弱と比較的若くまだまだ使える車両のはずですが、1編成という使い勝手の悪さが仇となりました。ドア位置がバラバラで07系も走る東西線への転属の可能性もあったのかもしれませんが、遅すぎたようです。07系が転属したときに転属出来ていれば、きっとまだ走っていたと思います。
関連動画-
廃車解体 さよなら06系/Dismantle 06 Series/2015.10.06(YouTube)
前回の記事-
廃車? 新木場留置の06系
6 件のコメント:
うう……子供の頃は松戸~金町で06系を待っていました(207も) あの頃うちにはパソコンがなくて、どの運用についているかさっぱりわからず、朝から待っていて、その日は06が来ないときは、泣きそうになっていました。中学になってからも撮ろうとは思っていたのですが、時間や日中、常磐線に、こないなどで結局廃車……
悔いが残りました。せめてでも さよなら運転 してほしかったです。
れめぽんさん残念でしたね。
06系と207系も乗れるとラッキー!な車両でしたが、そういった楽しみが無くなって私も寂しく思います。さよなら運転に関しても全くありませんでしたし、本当に寂しい最後となってしまいました。一部部品の再利用という形での、06系の今後の活躍を期待したいものです。
既に車齢20年超えてるので…
昭和末期から平成初期車両はコンピュータ化されてきた時代でその位に生産された車両は部品調達が難しいのでまるごと換装するか捨てて新車買うかの選択が迫られる時期ですね。
EF200辺りも部品取り→廃車になりつつありますし。
20年前の高価で低スペックなパソコンを修理して使い続けるか真逆の新品買うのと同じですね。
6000等コンピュータで集約されてない単純構造の車両は手間はかかるものの治せば使えるものが多いですし動態保存も可能ですね。
パンタが外されてない車両は何かに使うのでしょうか。
普通は搭載品は一括撤去して使えるものはまとめて保管や種類別に廃材屋送りにするのが一般的ですが。
クレーンや職人さんなどの費用もかかりますし。
どうして、06系はさよなら運転をしてくれなかったんですかね・・・。
非常に憤りを感じ残念です。
むしろ、一般のお客様にも感謝してやるべきだったと私は思います。
tu naさん
確かにVVVFなど電装部品の総取替えを考える時期ですものね。数編成あれば一部を潰して予備部品としてホームドアが付くまで延命とかも出来たのでしょうが、1編成だけだとそうもいかないですからね。
さよなら運転・・・してほしかったなー。
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