置き換え対象のキハ40 |
電気式でJR東日本への共通化へ
JR北海道は今年の3月20日に発表した「安全投資と修繕に関する5年間の計画」で、老朽化してたいたキハ40の置き換えを発表しましたが、今回はその置き換え用車両とその試作車について発表がありました。
試作車(量産先行車)の特徴
・2両投入予定
・両運転台
・冷房装置搭載
・ワンマン設備
・対応トイレや車椅子スペースなどによるバリアフリー化
・対応トイレや車椅子スペースなどによるバリアフリー化
・JR東日本と共通設計の電気式気道車
量産を前提とした試作車の投入は以前の発表通り2017年に行われます。その後走行試験や二冬期検証などを行い、2020年より量産車の投入を行います。置き換え予定のキハ40は、国鉄時代の32~37年前に作られた車両です。
新しい発表としてはJR東日本が先日発表した電気式気道車との共通化です。JR東日本は最終的に150~250両の導入を予定しているので、JR北海道単独での新型車両投入より設計・製造の面で大きくコストを削減出来そうです。
車両の詳細なスペックや仕組みなどは以前書いた記事を参照して頂きたいのですが、電気式気道車はエンジンで発電した電気を使ってモーターで動く車両です。架線から電気を受ける代わりに発電機を使う以外は、ほぼ電車と同じ仕組みです。
JR東日本の電気式気道車は2017年度末の1~3月頃に投入となりそうなので、JR北海道向けも同じ頃投入されると思われます。また、JR北海道と東日本で平行して試験・車両投入が行われることになりそうです。
最終的な車両投入数は現在JR北海道が保有してるキハ40の140両より下回る見込みとも発表されました。「安全投資と修繕に関する5年間の計画」にて、コスト削減の一環として列車間合いの抜本的拡大というのがあったので、運行本数減による必要車両数削減が行われるのだと思われます。
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