運転概要
運転日: 2015年4月11日
運転区間:若桜~八東駅
編成:DD16ディーゼル機関車+12系客車+C12蒸気機関車
乗車は出来ないので「かかし」が乗車
翌日の運転は無いが、イベントを実施
なぜ無動力運転か?
鳥取県にある若桜鉄道ではSLを目玉の一つとしようと活動を続けてきました。若桜鉄道のC12は公園で展示をされていたものを社員の方たちが修理を行い、圧縮空気で運転できるまで修繕が行われました。現在は若桜駅構内で運転体験やトロッコ体験が行われています。
しかし、本線上を走らせるにはさらなる修繕が必要であり、赤字経営に陥っている若桜鉄道としては復活をさせて採算が取れないなどがあっては困ります。そこで、社会実験としてDD16形がプッシュプルすることで本線上を走らせ、どの程度の集客効果があるかを検証することになっています。この取り組みで大きく成果を出せれば、SLの復活に弾みがつくのは間違いありません。
先ほど説明したようにC12は万全の状態ではありません。なので、客車に人は乗せることは出来ませんし、通常の営業列車も同日は一時運休させます。その代わりとして、客車には「かかし」が乗車することになっています。
有料撮影スポット・駐車場を検討中
人が乗せられないSLである以上は、他で利益を出す必要があります。そこでSL運転の専用ホームページに沿線の飲食店・宿泊施設情報を掲載してアピールをしています。
それ以外として有料撮影地・駐車場の検討というのがあります。鉄道ファンの中には写真を撮るのが好きな方が居ますが、列車に乗らない方の場合は沿線にお金を落すことはあっても鉄道会社にはお金が落ちていないのが現状です。
そういった事情を含めての検討なのだと思いますが、内容や成果次第では他の鉄道会社にも波及すると思うので、非常に興味深い取り組みだと思います。
興味がある方は若桜鉄道ホームページ内に専用のページがあるのでご覧下さい。また、問い合わせなどは若桜鉄道には出来ませんので、専用ページにある地域の観光窓口のほうへお願いいたします。
※関連記事
相次ぐSL復活計画 本当に勝算があるのか?
※関連記事
相次ぐSL復活計画 本当に勝算があるのか?
0 件のコメント:
コメントを投稿